日本語のメニュー表記だと、一般的には「レップ数×セット数」
英語のメニュー表記だと、一般的には「sets x reps」
英語のメニューを読むときに、例えば「3x5@RPE8」というように、どの数字がセット数なのか書かれてないと私は混乱するのですが、小2の娘の学校公開(授業参観)の算数の授業で、式の順序を重視した掛け算を習っているのを見て気づきました。トレーニングのメニュー表記の言語による違いは、掛け算の順序の言語による違いと同じだなと。
例えば、B個で一まとまりのグループが、Aグループ数あったとすると、
日本語だと、(掛けられる数)×(掛ける数)なので、B×A(BかけるA)。
引用元(Wikipedia):かけ算の順序問題
英語だと、(掛ける数)×(掛けられる数)なので、A×B(A times B)。
参考サイト:3×4か4×3か
英語圏での掛け算の導入で、式の順序をどこまで強調して教えているのか不明ですが、日本だと「(掛けられる数)×(掛ける数)」で式を書くようにと指導されています。掛け算の概念を理解しやすくするためらしいですが、個人的には、式の順序を採点対象にまでするのは行き過ぎだと思います(算数ではなくて国語の範囲なので)。
なぜこのような違いがあるのか考えてみると、文の構造が、
・日本語は、説明や修飾をしてから、最後に述語(文の全体像がわかるのは最後)。
・英語は、最初に主語・述語が来て、まずは全体像や結論を先に示し、あとから補足説明や修飾を行う。
掛け算の例だと、
・日本語だと、一皿に何個リンゴ乗っているかの説明をしてから、皿の枚数を示す。
・英語だと、皿の枚数(全体像)を示してから、各皿のリンゴの個数を説明する。
という違いによるものなのかもしれません。まあ私は、言語学に詳しいわけではないので、素人考えですが。
話を戻しまして、トレーニングメニューの言語による表記の違いは、たとえばスクワット1レップを下の奇妙なAI生成画像のように表し、
一枚のお皿に乗った筋肉たちを1セットと考えると、日本語と英語の一般的なメニュー表記の違いを理解しやすくなるかもしれません。
まとめると、一般的には日本語だと「レップ数×セット数」で、英語だと「sets x reps」で表記されます。ただ、なんとなくそうすると言語的にしっくりくる人が多いというだけで、表記が統一されているわけでないです。そのため、どちらの数字がセット数なのか明記すると、読む人に正確に伝わるでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿