2/08/2014
トレーニング後に筋合成・分解の続く時間
一つめのグラフは、トレーニング未経験者対象でデータは空腹時に測定。レジスタンストレーニング後の筋合成・筋分解の速度の推移。上が筋合成、下が筋分解。筋分解の方が通常レベルに戻るのが早い。(空腹時なのでネットではマイナスになる。食事すれば筋合成が上回る)
二つめのグラフは、コンスタントに栄養注入した状態で測定(30分毎にMRP摂取) 。トレーニング経験前、経験後の筋肉における筋合成の推移を調べている。トレーニングを経た筋肉は、筋合成のピークが早まる。
なるべく体脂肪を増やさず筋肥大させたい場合・・・
カロリー摂取の配分は、トレーニング前に筋グリコーゲンレベルを高めておいて、トレーニング後はあまり時間が経っていないうちに多めに配分して筋合成にエネルギーを使えるようにした方が良さそう。タンパク質はトレーニング後やや多めくらいにして(筋合成速度には上限があるから必要以上に摂取しても筋合成に使われない)、半日~一日経ったらカロリーは抑えつつアミノ酸供給が途切れないように消化の遅いタンパク質を摂取していく。体脂肪の増加を厭わず最速で筋肥大させたい場合は、常にオーバーカロリーを心がける。トレーニング初心者で体脂肪率が低い場合も、常にオーバーカロリーさせた方が良いかも。
ちなみに、トレーニング経験前と経験後では、筋原線維以外の筋肉合成に差が出るという結果。トレーニング経験前(つまり初心者)は筋原線維以外の合成が盛んになっている。筋肥大に主にかかわるのは筋原線維。
Mixed muscle protein synthesis and breakdown after resistance exercise in humans
http://ajpendo.physiology.org/content/273/1/E99
Resistance training alters the response of fed state mixed muscle protein synthesis in young men
http://ajpregu.physiology.org/content/294/1/R172
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿