12/29/2023

イス軸法の筋トレへの応用の可能性

動画:【イス軸法®︎】わずか5秒のクイック整体で驚愕の変化が!【体軸の神秘】
https://www.youtube.com/watch?v=6Qi_Wh2nAQM


動画:【だって怪しいんだもん】凄すぎて信じ難いのでイス軸法®︎を緊急検証!【忖度ヤラセ一切ナシ】
https://www.youtube.com/watch?v=V-X-7eL9Eqg



イス軸法とは、脱力しながら椅子から立ち上がることで、姿勢が良くなるメソッドのことです。

最近、格闘技界で流行ってるっぽいのですが、足腰と体幹が安定するので、筋トレにも使えそうです。



イス軸法のやり方

冒頭で紹介した動画でやり方を解説しているので、詳しくはそれを参考にしてください。文章でやり方を書くと、椅子に座り、背中と首の脱力をしながらお辞儀をしてから尻を浮かせて、そこで一旦止まります。この時、全身の筋肉になるべく力を入れないようにします。脚にも尻にもなるべく力を入れずに、前後左右のバランスが取れるようにします。肩周りと腕も脱力します(口をポカンと半開きにするとやりやすいです)。脱力できたらゆっくり立ち上がります。猫背にならないようにして、脱力しつつも背を高くのイメージです。


実際にやってみると、安定した立ち方ができるようになります。この状態で固められるなら、スクワットやデッドリフトを良いフォームで出来そうです。背中側に力が入りやすいタイプの人に効果が高いと思います。それと、肩の力が抜けてデッドリフトで腕を長くしやすいので、怒り肩の人にも効果が高そうです。


イス軸法で身体がどういう状態になるのか

イス軸法で身体がどういう状態になっているのか考察してみると、体感では、全身を脱力することで、姿勢を歪めていた筋肉の力が抜けて姿勢が良くなり、その結果、身体の各部位(骨と肉)の重心が、力の通る線上に並ぶ感じです


各部位を良い姿勢の配置にすると、
・姿勢維持に無駄な力を使わなくてすむ。姿勢が歪んでいるとバランスを取るために力が使われる。
・部位をつなげる筋肉の長さが適切に保たれるので筋肉に力が入れやすく、部位同士がしっかり固まる。外部から力が加わった状態でも軸が安定する。
・力が重心を通るため、余計なモーメントが発生しない。目的とする動作以外で余計なモーメントが発生すると、動作を邪魔しないためにそれを打ち消すための力が必要になる。

脚は骨の周りに肉が付いているので、骨の重心≒部位の重心でしょうけど、胴体は背骨のラインと部位の重心のラインは離れています。従って、背骨意識で軸を作ると、おそらく無駄な力が必要になります。

他には、手先や足先などの末端が脱力されるため、身体の中心→末端の順序で力が伝えられるようになり、強い力を発揮しやすくなります。

この解釈が正しいのかわかりませんが、自分の体感だとこのような感じです。



体軸を維持したまま動いたり力を入れるのは難しい

イス軸法で姿勢を作るのは、リラックスした状態だと簡単なのですが、力を入れたり、急な動きをしたりすると、崩れやすいです。反復練習しないと身につかないでしょう。日常生活や筋トレ時に、こまめに意識したりすると、効果が得やすいと思います。

イス軸法提唱者の西山氏は、スクワットやジャンプ動作のときは、まずイス軸法で体軸を作った状態で、頭を後ろに引かないようにしながら、胸とお腹を1cmくらい前に出すイメージで動作を行うと、体軸が崩れにくいと言っています。背中が反って背中の筋肉や背骨が軸になるのを防ぐことで、体軸が崩れにくくなるのではないかと思います。

動画:【YouTube版】イス軸法の強化法(体軸が崩れないトレーニングのコツ)
https://www.youtube.com/watch?v=0PJQgS3x7S8


パワーリフターのスクワットとデッドリフトを観察すると、スクワットもデッドリフトも、うつむきながらセットアップに入る選手が多いです。うつむくことで、胸とお腹が少し前に出て、背中の筋肉や背骨が軸になるのを防いでいるのではないかと思います。(姿勢を固めてからスクワットやデッドリフトの動作を開始するときは、顔を上げています)

動画:Russel Orhii 2021 IPF World Champion | World Record Performance
https://www.youtube.com/watch?v=UGCCcQtTmwU


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